と そんなこんなで
3度目の王滝チャレンジがスタート~
今年のどうがんは
ひと味違うゼョ
じゃ~ん
固定式ペダル&シューズ 導入~
これで パワーロスが随分と少なくなる予定
※逆に よう今までフラットペダルで走ってたな というごもっともな意見は 只今受け付けておりませんのでご了承ください。
はっきり言って もう、全然違いました
去年までとはまるで別次元
去年なんか レース中盤から脚攣りバキバキの中 無理やり漕ぎ続けて ほぼ半泣き状態で何とか完走
おトイレの事など1度も頭をよぎらないくらいの苦しさ
それから比べれば
雲泥の差 ってこういう事かと
もっと早く導入するべきやった~~~
と そんな感じで 全く足を攣る事もなく 軽快にアップダウンをクリアしていきます
意識に余裕があるからなのか
もっと追い込むべき余地があったのに追い込んでなかったからなのか 分かりませんが
ちゃんとタイムが頭をよぎるし、余裕をもって計画的に沢で水汲みが出来たり
補給食をパクパクしたりと いい感じで65㌔付近の第二CPまでたどりつきました
無事第二CPをクリアし 下り始めると
「うん? 去年までと何か違うぞ」
走り終えて地図を見返して理解したのですが
そうです ここからが変更された 「初見のルート」
探り探りになるため否が応でも自然とスピードが落ちます
そしてしばらく下ると 路面がアスファルトの舗装になり
緩やかで長~い下り区間に入ります。
これが 想定外に長い
体感ですが3~4キロはあったような気がします。
思ってもない休息区間
軽く足を回しているだけで30㌔近いスピードになる為
前の人も 後ろの人もかなりのスピードで下ります。
自分も他の人同様 タイム短縮はココぞとばかりに かなり飛ばしました
しかし…これがマズかった
しばらく下っていると 見えてきました。
はい、 うわさの「大変暗いトンネル」先輩のお出ましで~~す。
ライトの準備?
もちろん持ってきましたョ
たまたまの たまたまね 奇跡的にね
家を出るとき「いらんか」…
「でも何があるかわからんからなぁ…」
と思いなおして
たまたまのたまたま持ってきてた~
危ね~
参加要項に
ライトも必携品 と書いてありは しますが
100㌔カテゴリーは本来トンネルを通らないですし、何度も参加してる人の中には 経験値から必要ないという判断で
100gでも200gでも軽く そういう観点から持ってきてない人もいたのかも…
そんな たまたま ライト装備のどうがん
いいスピードの勢い そのままトンネルへ
「あれッ 向こう側の出口見えてますや~ん」
しかも両方の入り口から差し込む光で そんなに暗くないですや~ん
全長30~40メートル位ですや~ん
一瞬ですや~ん
楽勝ですや~ん
と 一つ目のトンネルを軽快に潜り抜け しばらく走ると2つ目のトンネルが見えてきます。
またしても 向こう側の出口 見えてます。
1度ある事は2度あるんですね~
全然「大変暗く」ないですやんと…
※すぐ調子に乗る でおなじみのどうがんが 調子に乗らないわけがないのでございます
そんなこんなで 3つ目のトンネル来た~~~
けど……
あれッ…何か様子が違う 「出口、見えません」
しかも入り口で スタッフのお兄さんが 「徐行してくださ~い」と注意喚起してる。
明らかに今までの2つのトンネルとは様子が違う~
にも関わらず 調子ノリノリ状態のどうがんには全く響きませんでした。
「1秒でも早くゴールしたいねーん、せっかくいい感じでスピードに乗ってるのに落としたないぜょー」
と 勢いそのまま3つ目のトンネルも30㌔前後のまま突入
入った瞬間に思いましたよね。
「おぉ~ 大変 暗うございます~~~
2度ある事は3度ございませぬ~~~」
と
ただただ暗い とにかく暗い
もう 経験した事のない暗闇
アンビリバボーな暗さ
ライトなんぞは 焼け石に水でした。
全く意味をなしてなっかたです。
そんな まるで目をつぶって 自分がどこを走ってるかもわからん様な状態のまま漕ぎ続けていると
前方からかすかな光が 段々と近づいてきます。
正体は 工事現場でよく バルーンタイプのライト
を認識したと同時に その手前あたりに人影が
「あんな コースのど真ん中で何をしとるんや 危ねぇなあ」
と思った次の瞬間
ガシャーン
一瞬 何が起こったか分からず呆然としていると
「危な~い落車~」と大声が
声の主は 先程かすかに前に見えてた人(おそらく 落車してそこにいてはったのかな?)
コケてしまっている どうがんに 後ろからどんどん迫ってくる人たちがぶつからない様に
落車&危険を知らせてくれている声でした。ただただ感謝です
有難うございました。
そこで初めて 自分が置かれている状況を理解
「自分……コケたんや」「ほんで 何でコケたんやろ」
暗いながらも 路面に目をやると
20~30㎝くらいはあろうかという深さの溝が…
コースに沿って伸びている
「嘘でしょ」
「こりゃコケるわ」
こんな危険なトコをあんな猛スピードで走ってたんかと思うと
怖さがこみあげる
と同時に 我に返り
「早よ リスタートせな」
そう思い 自転車を見たら
ハンドルがかなり歪んでる~ わぉ
強引に グイっと手で曲げ直し リスタート わいるど~
暗すぎて どんな路面状況かわからない怖さと
左 ひじ・ひざ もも辺りのヒリヒリ感
実際 どれぐらいのケガをしてるのか 暗すぎてよくわからん恐怖のなか
恐る恐るのスピードで 出口をめざします。
なんとか すり傷程度の軽傷で 不幸中の幸い
顔や頭を打ち付け血だらけだ~とか
骨がどうとか 縫う 縫わないとかっていうレベルのケガでなくて ホントに良かった ホッ
左側にコケたので変速機などにも 自転車のダメージもハンドルがズレたくらいの模様
そんなことより タイツ破れてる~
これが1番ショックだわ
そんな 大変 大変 大変 大変暗いトンネルを出たばかりのところには
救急車もスタンバイ
心なしか ぐったり元気なさげに 押して歩く人が多数
「みんな コケちゃった人なんかな~」と思いを巡らしながら
先を急ぎます。
気持ちが萎え 戦意喪失しかけながらも
自分を奮い立たせて ラストスパート
先ほど軽快に下った分だけ 今度はアスファルト舗装の登りがダラダラと続きます
この頃にはカテゴリー20㌔・42㌔の方たちともコースが重複 合流しており
仲間うちで楽しく ワイワイ言いながら景色を楽しみながら走られてる方も多く
その横を傷まみれで 険しい顔して走ってる自分との…
「温度差 半端ないって~」
「信州の綺麗で雄大な大自然 めっちゃ満喫してるやん~」
「6時間切ろうとしてる自分には出来ひんやん 普通~~」
てな感じでした(笑)
そして またオフロードに入り 下り始めます
下り始めたと思ったら すぐにゴールが見えてきました。
そして 何ともあっけない感じで フィニッシュ
「えッ 第3チェックポイントなんてあったっけ」
「えっ これで終わり」
そんな 何とも 手ごたえ 達成感の無い 味気ないゴール
結果
タイム 5:22:08
順位 52位
http://www.powersports.co.jp/sda/18_otaki_bike_5/MTB100_result.pdf
こんな感じでした。
タイムは去年までとは全く比較にならないので置いときますが
順位は30番くらいジャンプアップ
まぁまぁ及第点といったところでしょうか
にしても 必死で背中を追いかけると言ってた Iさんの背中
結局最後までとらえられず リザルトを見ると
フラットペダルからビンディングへ という劇的な追い風に助けてもらって
30番ジャンプアップした どうがんに比べ
恐らくですが… トレーニングのみで同じく30番くらい順位を ジャンプアップされてました…
そりゃ 追いかけても追いかけても 追いつかないはずです ヤバし~
そして 過去二回は
「フラットペダルだし コケそうになっても パッと足を出せば転倒・怪我 なんかナイナイ~」
と高をくくって 持って来る事のなかった マキロン先輩
今年は虫の知らせか 「俺を王滝に連れていけ という」 佇まいをしてたので連れてきてました。
からの大活躍(笑)
今年の王滝チャレンジ
コース変更・落車・30番UPといろいろとありましたが。
全部ひっくるめて
「なんだかなぁ~」
と
やはり コース変更はやむないとは思いますが、
あの暗くて長い長いトンネルの中間地点に 工事用ライトが ポツンと1個だけとか…
大変暗いトンネルが…とか ライトがいりますよというのは良くわっかたと…
そんな事よりもあんな危険で深い深い溝 路面状況である事を
何より伝えるべきなんちゃうのん~ と
自分は軽傷で済みましたが、もっと大変な思いされた方もいたのかな?と
あんな危険なトンネル 徐行なんかしたところで コケる人はコケるのかなと
「コケるのが嫌なら 降りて押した方がいいよ」と それぐらい言ってももらってもよかったのかなと。
3回の参加のうち ダントツに1番楽しくなかったのは間違いない。
そんな感想でございます。
最後に 写真をいくつか
青空って こういう事ね~ ってな青さ
信州の雄大な自然 空気感 景色だけは変わらず今年も 最高でございました。
来年は目指せ20番以内
来年は皆さんもご一緒にいかが~
以上 どうがんの王滝参戦記でした。