自然に
「遊ばせてもらってありがとう」
そう言いたい定休日。
まだこの楽しさに出合ってない方に
「おもろすぎるで MTB!!」
そう言いたい定休日。
※興味のある方は是非 問い合わせください。
カテゴリー : スタッフライド
2020年06月18日
自然に
「遊ばせてもらってありがとう」
そう言いたい定休日。
まだこの楽しさに出合ってない方に
「おもろすぎるで MTB!!」
そう言いたい定休日。
※興味のある方は是非 問い合わせください。
2019年12月17日
2019年12月06日
coming soon
2019年12月05日
2019年07月27日
恒例化しつつある どうがんの 事後報告シリーズ 行くよッ
という事で
「今更かいッ」
とつぶやきながら楽しんで頂けたら幸いでございます。
遡る事約二か月、今年も新緑の季節の風物詩
「アレ」に参加して参りました。
そう
「人は 決められた時間内で、どれだけ自転車を汚すことが出来るのか」
というのを検証する 楽しい楽しいイベントです (笑)
我こそは 「自転車を汚したいぞッ」という 人生の楽しみ方をよ~く心得ておられる
ド変態な方々が全国各地から1000人近く集います。
例年なら 5月開催なのですが、去年の大雨の影響でコースが崩れ、開催に向けて 期間ギリギリまで整備・調整をとの事で 6月初旬の開催に。
今年も無事、開催され、走らせてもらえる事に
事務局、実行委員、スタッフの方々に心から感謝です。
自分の出場した 100㌔部門の標高表
ゾクゾクしかないですな
なんだかんだでこのレースも今年で4回目。
6時のスタートの号砲の合図の前から熾烈なレースが幕を開ける そんな慣例にも年々順応。
花見や花火の場所取りにブルーシートを陣取るがごとく、、ライバルを出し抜こうと
絶好のスタート位置を求めバイクを陣取ります
時刻は辺りが寝静まった深夜3時過ぎ。夜な夜な ライトを灯しながらゴソゴソと……
背徳感を感じながらも いや「これはグレーやから大丈夫、うん……」と自分に言い聞かせてスタンバイ。
さすがに自分が1番乗りだろうと思って向かうも もうすでに6、7人
どんだけ~~~
そして今年も 参加者全員御嶽山に合掌後 6:00 スタート
今年は サイクルコンピュータという 文明の力を導入し うまくペース配分出来たせいか、淡々と漕ぎ続けてたらいつの間にかゴール。
無事 落車、ケガ無く走り終えました。
そして肝心の 汚れ具合。
今年もしっかり 汚せてますね。 高ポイントが期待できます
出ました
ハイレベルな技。
「高速どろまき上げゼッケン名前隠し」 これはE難度です。
自転車 後方。
前からの巻き上げに満足する事無く背面もしっかりと巻きあげられています。
隙のない汚し、とはこの事。
これもポイント高いです。
室内での写真で検証すると、汚しの精度の高さがよく分かりますね。
注目すべきは 泥汚れの角度。
角度が付けば付くほど よりスピードが出てたという証。
しっかりと跳ね上げられています。
レース後の速報。
今年は 良く出来ました
と自分を褒めてあげてもいいのかな。
これも最高の機材 最高のメカニック 最高のトレーニングコーチのおかげです。
サービスショット
「来年も 自転車を汚す為だけに長野県まで 一緒に行こうぜ」
言うとります~。
2018年09月30日
地方車ってやつですネ。
はい。
よさこい祭り真っただ中の高知へ 里帰りしてきましたョ~。
今回は自転車で自走などという冒険はせず 大人しく自動車でネ。
その為 2日間存分に 山に海に川に走り回ってまいりました。
そしてもう一つ、今回の里帰りの最大の目的
昨年誕生した甥っ子に
「そうです。わたしが三重の変なおじさんです」と
対面を果たすこと。
そして いざご対面の時
抱っこして なでなで撫でまわしてやろう ぐらいに思っていたのにも関わらず
どうやら 半径1メートル以内に近づくと ぎゃん泣きセンサーが働くらしく 全く近寄らせてもらえない。
結局 指一本触れることなく お別れ おじさん寂しかったぜ~
こうなったら あとはひたすら 自転車 自転車 自転車
1日目は 四国カルスト 天狗高原へ
道を間違え 行き過ぎてしまい愛媛県側から登る事に
標高 約1000m
頂上は濃霧 地芳峠を登りはじめた辺りから小雨にずっと打たれっぱなし
ご褒美
そして、ご褒美の元 提供者のみなさま
ごちそうさまでした。
一転 2 300m降りてくるとカンカン照り
かの有名な酷道 439
仁淀ブルーで最近知名度UP中 清流仁淀川
なんだか
都会の方を向いて背伸びしてない 我が道をゆく感。
そんなカッコいい建物 設計。
ガイドブックに載らない ウラ高知県名物 「くいしんぼ如月のチキン南蛮BIG」
KUISHIN BOY
高知県 ローカルドリンク ひまわり乳業 リープル
どんな味かって
「リープル味」ですよ。
説明不可能 東海地方はおろか隣県徳島や愛媛にも売ってない 多分。
気になる方は
高知へGO
高知のアイスといえば コレ
久保田のアイスキャンデー
珍しい バナナ味
2日目
2日目は 四万十川を河口からさかのぼり 久々の一人 ツールド四万十開催
須崎市 安和海岸付近
この日 1番の難所 七子峠
佐賀地区 土佐西南大規模公園
THE 太平洋
たまたま通りかかった 高知県西部のとある リサイクルショップ
ガラス越しにただならぬ気配を感じ 思わずUターンして店内へ
どれぐらいのレアものなのか 乗り物として売ってるのか オブジェとして売っているのか
そしてこの値段設定は安いのか 高いのか
全てが謎だぜ
四万十エリア名物 沈下橋
台風で 欄干が一部壊れちゃってます。
少し前に 熊谷に1位の座をうばわれてしまった四万十市 江川崎
ガラガラ ~
アンバサ~
2018年06月23日
と そんなこんなで
3度目の王滝チャレンジがスタート~
今年のどうがんは
ひと味違うゼョ
じゃ~ん
固定式ペダル&シューズ 導入~
これで パワーロスが随分と少なくなる予定
※逆に よう今までフラットペダルで走ってたな というごもっともな意見は 只今受け付けておりませんのでご了承ください。
はっきり言って もう、全然違いました
去年までとはまるで別次元
去年なんか レース中盤から脚攣りバキバキの中 無理やり漕ぎ続けて ほぼ半泣き状態で何とか完走
おトイレの事など1度も頭をよぎらないくらいの苦しさ
それから比べれば
雲泥の差 ってこういう事かと
もっと早く導入するべきやった~~~
と そんな感じで 全く足を攣る事もなく 軽快にアップダウンをクリアしていきます
意識に余裕があるからなのか
もっと追い込むべき余地があったのに追い込んでなかったからなのか 分かりませんが
ちゃんとタイムが頭をよぎるし、余裕をもって計画的に沢で水汲みが出来たり
補給食をパクパクしたりと いい感じで65㌔付近の第二CPまでたどりつきました
無事第二CPをクリアし 下り始めると
「うん? 去年までと何か違うぞ」
走り終えて地図を見返して理解したのですが
そうです ここからが変更された 「初見のルート」
探り探りになるため否が応でも自然とスピードが落ちます
そしてしばらく下ると 路面がアスファルトの舗装になり
緩やかで長~い下り区間に入ります。
これが 想定外に長い
体感ですが3~4キロはあったような気がします。
思ってもない休息区間
軽く足を回しているだけで30㌔近いスピードになる為
前の人も 後ろの人もかなりのスピードで下ります。
自分も他の人同様 タイム短縮はココぞとばかりに かなり飛ばしました
しかし…これがマズかった
しばらく下っていると 見えてきました。
はい、 うわさの「大変暗いトンネル」先輩のお出ましで~~す。
ライトの準備?
もちろん持ってきましたョ
たまたまの たまたまね 奇跡的にね
家を出るとき「いらんか」…
「でも何があるかわからんからなぁ…」
と思いなおして
たまたまのたまたま持ってきてた~
危ね~
参加要項に
ライトも必携品 と書いてありは しますが
100㌔カテゴリーは本来トンネルを通らないですし、何度も参加してる人の中には 経験値から必要ないという判断で
100gでも200gでも軽く そういう観点から持ってきてない人もいたのかも…
そんな たまたま ライト装備のどうがん
いいスピードの勢い そのままトンネルへ
「あれッ 向こう側の出口見えてますや~ん」
しかも両方の入り口から差し込む光で そんなに暗くないですや~ん
全長30~40メートル位ですや~ん
一瞬ですや~ん
楽勝ですや~ん
と 一つ目のトンネルを軽快に潜り抜け しばらく走ると2つ目のトンネルが見えてきます。
またしても 向こう側の出口 見えてます。
1度ある事は2度あるんですね~
全然「大変暗く」ないですやんと…
※すぐ調子に乗る でおなじみのどうがんが 調子に乗らないわけがないのでございます
そんなこんなで 3つ目のトンネル来た~~~
けど……
あれッ…何か様子が違う 「出口、見えません」
しかも入り口で スタッフのお兄さんが 「徐行してくださ~い」と注意喚起してる。
明らかに今までの2つのトンネルとは様子が違う~
にも関わらず 調子ノリノリ状態のどうがんには全く響きませんでした。
「1秒でも早くゴールしたいねーん、せっかくいい感じでスピードに乗ってるのに落としたないぜょー」
と 勢いそのまま3つ目のトンネルも30㌔前後のまま突入
入った瞬間に思いましたよね。
「おぉ~ 大変 暗うございます~~~
2度ある事は3度ございませぬ~~~」
と
ただただ暗い とにかく暗い
もう 経験した事のない暗闇
アンビリバボーな暗さ
ライトなんぞは 焼け石に水でした。
全く意味をなしてなっかたです。
そんな まるで目をつぶって 自分がどこを走ってるかもわからん様な状態のまま漕ぎ続けていると
前方からかすかな光が 段々と近づいてきます。
正体は 工事現場でよく バルーンタイプのライト
を認識したと同時に その手前あたりに人影が
「あんな コースのど真ん中で何をしとるんや 危ねぇなあ」
と思った次の瞬間
ガシャーン
一瞬 何が起こったか分からず呆然としていると
「危な~い落車~」と大声が
声の主は 先程かすかに前に見えてた人(おそらく 落車してそこにいてはったのかな?)
コケてしまっている どうがんに 後ろからどんどん迫ってくる人たちがぶつからない様に
落車&危険を知らせてくれている声でした。ただただ感謝です
有難うございました。
そこで初めて 自分が置かれている状況を理解
「自分……コケたんや」「ほんで 何でコケたんやろ」
暗いながらも 路面に目をやると
20~30㎝くらいはあろうかという深さの溝が…
コースに沿って伸びている
「嘘でしょ」
「こりゃコケるわ」
こんな危険なトコをあんな猛スピードで走ってたんかと思うと
怖さがこみあげる
と同時に 我に返り
「早よ リスタートせな」
そう思い 自転車を見たら
ハンドルがかなり歪んでる~ わぉ
強引に グイっと手で曲げ直し リスタート わいるど~
暗すぎて どんな路面状況かわからない怖さと
左 ひじ・ひざ もも辺りのヒリヒリ感
実際 どれぐらいのケガをしてるのか 暗すぎてよくわからん恐怖のなか
恐る恐るのスピードで 出口をめざします。
なんとか すり傷程度の軽傷で 不幸中の幸い
顔や頭を打ち付け血だらけだ~とか
骨がどうとか 縫う 縫わないとかっていうレベルのケガでなくて ホントに良かった ホッ
左側にコケたので変速機などにも 自転車のダメージもハンドルがズレたくらいの模様
そんなことより タイツ破れてる~
これが1番ショックだわ
そんな 大変 大変 大変 大変暗いトンネルを出たばかりのところには
救急車もスタンバイ
心なしか ぐったり元気なさげに 押して歩く人が多数
「みんな コケちゃった人なんかな~」と思いを巡らしながら
先を急ぎます。
気持ちが萎え 戦意喪失しかけながらも
自分を奮い立たせて ラストスパート
先ほど軽快に下った分だけ 今度はアスファルト舗装の登りがダラダラと続きます
この頃にはカテゴリー20㌔・42㌔の方たちともコースが重複 合流しており
仲間うちで楽しく ワイワイ言いながら景色を楽しみながら走られてる方も多く
その横を傷まみれで 険しい顔して走ってる自分との…
「温度差 半端ないって~」
「信州の綺麗で雄大な大自然 めっちゃ満喫してるやん~」
「6時間切ろうとしてる自分には出来ひんやん 普通~~」
てな感じでした(笑)
そして またオフロードに入り 下り始めます
下り始めたと思ったら すぐにゴールが見えてきました。
そして 何ともあっけない感じで フィニッシュ
「えッ 第3チェックポイントなんてあったっけ」
「えっ これで終わり」
そんな 何とも 手ごたえ 達成感の無い 味気ないゴール
結果
タイム 5:22:08
順位 52位
http://www.powersports.co.jp/sda/18_otaki_bike_5/MTB100_result.pdf
こんな感じでした。
タイムは去年までとは全く比較にならないので置いときますが
順位は30番くらいジャンプアップ
まぁまぁ及第点といったところでしょうか
にしても 必死で背中を追いかけると言ってた Iさんの背中
結局最後までとらえられず リザルトを見ると
フラットペダルからビンディングへ という劇的な追い風に助けてもらって
30番ジャンプアップした どうがんに比べ
恐らくですが… トレーニングのみで同じく30番くらい順位を ジャンプアップされてました…
そりゃ 追いかけても追いかけても 追いつかないはずです ヤバし~
そして 過去二回は
「フラットペダルだし コケそうになっても パッと足を出せば転倒・怪我 なんかナイナイ~」
と高をくくって 持って来る事のなかった マキロン先輩
今年は虫の知らせか 「俺を王滝に連れていけ という」 佇まいをしてたので連れてきてました。
からの大活躍(笑)
今年の王滝チャレンジ
コース変更・落車・30番UPといろいろとありましたが。
全部ひっくるめて
「なんだかなぁ~」
と
やはり コース変更はやむないとは思いますが、
あの暗くて長い長いトンネルの中間地点に 工事用ライトが ポツンと1個だけとか…
大変暗いトンネルが…とか ライトがいりますよというのは良くわっかたと…
そんな事よりもあんな危険で深い深い溝 路面状況である事を
何より伝えるべきなんちゃうのん~ と
自分は軽傷で済みましたが、もっと大変な思いされた方もいたのかな?と
あんな危険なトンネル 徐行なんかしたところで コケる人はコケるのかなと
「コケるのが嫌なら 降りて押した方がいいよ」と それぐらい言ってももらってもよかったのかなと。
3回の参加のうち ダントツに1番楽しくなかったのは間違いない。
そんな感想でございます。
最後に 写真をいくつか
青空って こういう事ね~ ってな青さ
信州の雄大な自然 空気感 景色だけは変わらず今年も 最高でございました。
来年は目指せ20番以内
来年は皆さんもご一緒にいかが~
以上 どうがんの王滝参戦記でした。
2018年06月21日
さぁ 今年も 見えてきました~
信州の綺麗な山並み~
ドーン
ドーン
という事で
久居から 車で 約4時間
るんるん気分で王滝村を目指します。
と 向かっている最中
ケータイにメッセージが‥
見ると 先に現地入りしている 自転車仲間のお客様からで…
この写真↓とともに
「土砂崩れの影響で コースが1部変更になったらしいよー」と
え~~~~~~~~( ゚Д゚)
え~~~~~~~~( ゚Д゚)
え~~~~~~~~( ゚Д゚)
嘘ですや~~ん( ゚Д゚)
と 混乱&動揺しつつも
なんとか王滝村に到着
受付を済ませ コース変更のお知らせや ミーティングの注意事項を聞いていると
今年のコースは 距離も変わり、アップダウンは減り、舗装路区間が大幅に増え
今までのコースとは随分と様子が違うらしい
という事で 去年までのタイム・成績と純粋に比較できない事決定~
あたいの、あたいの、あたいの…1年間の目標
6時間切り~~~ まぼろし~~
と レースのモチベーションを大~~幅に削がれましたが、そうこう言ってても明日の6時にはレースがスタートするわけで
気持ちを切り替え、ベストを尽くし、今年は順位をひとつでも上げることに専念するぜよーん
夕闇の御嶽山
という事で 朝も早いので早々に就寝いたすぜょ
というのも レースの結果を大きく左右するかも なスタート位置を決める
「バイク整列」なるものが4:30からあるのです。
ちゅう事で20、21時頃にはグーグーです。
夜中に目が覚め 見上げた満点の星空★今年は特に凄かったぁ~
そしてレース当日 3時過ぎに起床
実は、「バイク整列」
4:30からと言いつつも 皆 それを待たずして より好位置をゲットしようと
コース脇(青いコーンの外側)に自転車をスタンバイさせるのです
そして4:30の合図で一斉に 青いコーンの内側のコースに入れて良し となるわけで…
去年は少し遠慮しつつ 4時頃に並べに向かうと…すでに200~300台のバイクが ワオ
今年はそれも踏まえ3:45に…
しかし…
それでも100~150台先客が
皆 一体何時から並べてるんだ~~~~
とまぁ こんな感じで、スタート位置の場所取りからレースが始まっており、
この時点で周りの猛者達にすでに圧倒され気味
するとそこへ
青〇ロケッツ レーシングチーム 顔見知りのIさん登場
自分が「自転車どの辺りにスタンバイされたんですか」と聞くと
な、な、なんと スタートゲートの前に陣取ったとの事 気合の入り方が違うぜ~
3時半頃にスタンバイしに行くと、すでに結構なバイクがあったものの
グイグイと前方に切り込んだそうーです スゲぇ
後になって思えば… これくらいの意気込み&負けん気が 自分には足り無い部分だったのかなと…
THE アフター・ザ・フェスティボーイェー
という事で 去年2~30分差を付けられたIさんを 後ろから追う形でいよいよスタートです。
今年も 例年同様 参加者全員で御嶽山に向かって一礼
そして朝6時
スタート~~~
長く&険しく&孤独な100㌔の道のりがはじまります。
コースが変更になったとはいえ 6時間後の正午までに無事 ゴール出来るのか
to be continued
2018年06月01日
まぼろし~どんだけ~背負い投げ~
という事で 今年も走って参りましたョ
日本一過酷 との呼び声高い
「SDA in王滝 クロスマウンテン100㎞」
↑コチラは去年の様子です。
今一度 このレースの説明をさせて頂きますと
御嶽山を望む 長野県 王滝村にて開催されるマウンテンバイク耐久レース
↑の写真の様なガタガタ道を アップアップアップ ダウンダウン アップアップアップアップ ダウン…と
登りは ただただ エライ
下りは下りで 少しでもハンドル操作を間違うと クラッシュ&血だらけ という恐怖との闘いのなか猛スピードで攻めます
(※実際 ↑の写真の様な走りやすい 天国のような区間はほんの一部しかなく
それ以外の大半の部分が端の方に積まれてあるゴロゴロした石の上を走るようなトコばかり) マジよん((+_+)))
そんな100㌔をひたすら登っては ひたすら下るという
気の遠くなる なかなかハードで過酷なレースでして…
しかしながら 壮大な景色の中 自分を限界まで追い込み 完走してしまったら最後
次の年も勝手に無意識のうちにエントリーしてしまっているという
麻薬の様な 中毒性のある恐ろしいレースでございます。
そんな王滝100キロレースの 頑張り度合を表す指標として
・第一段階は まず 3つの足切りチェックポイントを制限時間内に通過し
10時間以内に「完走」出来るか出来ないか
・そしてその次に 7時間以内に完走する事
(秋の120㌔への挑戦権が与えられます)
・その次は6時間以内、・次は5時間以内=上位入賞
といった感じであり
優勝を争うプロ選手は例年 4:30前後で走破致しちゃいます 凄すぎる
100キロ部門だけでも毎年おおよそ800~900人がエントリー
そんな大会に挑むこと 今年で回目
初参加の一昨年は 6:35で130位
第2回目の去年は6:20で85位
そして3度目の正直の今年こそは 何としても何としても 念願の「6時間切り」
これが 去年のレースをゴールした瞬間からの目標で 1年を過ごしてまいりました。
そんなこんなでレース前日
いざ レースに向け 王滝村へレッツゴー~
さぁ どうなる
どうがんの3度目の正直 目標の6時間切りの行方~
to be continued
2017年09月18日
このブログのタイトルって僕が走った道をあなたが知らないだったっけ?
ふと更新しようとしてタイトルをど忘れしました。若年性健忘症ですかねぇ。
九月某日。思い立って遠出をする事にしました。
前日は少なめに夕飯を食べ早めに就寝。早起きして出掛けるぞ!
気合十分。ですがその気合が空回りするのではいつもの事。前日の夜はなんだかお腹が落ち着かない感じ。食べた物が消化できない感覚がありました→結果、早起き失敗。
でも出掛けます。
目的地は高見峠を越えた先。奈良県です。
早朝五時から六時の間に出掛けられたらいいなぁ、とか思っていましたが八時過ぎに出発。
今日は例の峠で水を汲んだりしないので、ボトルにしっかり水を入れていきます。しかも二本! 荷物が少し多いので背負ったバッグには補給食も入れておきました。おかげ重ーい。全然進まないぜ。
というのは勿論言い訳。
はっきり言ってコンディションは良くなかったのです。体調がよろしくない。足が重い。脚が回らない。坂と呼べない坂で息切れ。
自宅から約40km地点の飯高の道の駅で休んで帰ろうかな、走り始めて一時間でそんな考えが脳裏をよぎります。
でも皆に言っちゃったんですよね。俺明日奈良行くんだ、と。行かずに帰ったらなんて言われるだろう。ちょっと考えるだけでぞわぞわしてきます。
こうなったら惰性で走ってくれるわ!
思考と肉体の疲労感を切り離すゾンビ走法であれば、スピードは出ないが前進は可能!
人間やればなんとかなるもので、飯高の道の駅まで無事に到着しました。少しトイレ休憩でリフレッシュし再出発です。
少しは回復しただろう。そんな期待を裏切る我が肉体は相変わらず重かったです。貧弱貧弱!
それにしてもやはり飯高のあたりは景色がきれいです。
疲れた肉体によく効くいい眺めです。清浄な空気が身体にしみわたるようです、癒される! 浄化されるっ!
疲れた体によく効きます。心をへし折る高見峠の高架。
疲れた足によく効きます。高架からの眺めを写真におさめるため、と心の中で言い訳をして脚を止めました。惰弱惰弱!
高架を登ってしまえば斜度も緩やかになって行きます。苦しいですが再スタートです。
登りで苦しくなったら、速く登りたかったらどうすればいいか。
「ショオッ!」って言えばいいしょ。あとバイクを振るっしょ。
しょおおおおっ!
ぐああああああああああ、転倒。
うそです。
トンネルの前で休憩した時の写真が転倒したかのように見えるだけでこけてはいません。
丁度正午になったのでお昼を兼ねて補給食を頂きつつしばらく休憩します。あんぱんうめー。
前回ここへ来た時はトンネルを抜けた先を左へ進み旧道に入りましたが、今回は直進し奈良側へ下っていきます。
ここまでだらだら登り、高架の登りごりごり体力を削られましたが、後は下りでしょう。看板にも「この先10km下り」みたいなこと書いてありました。
実際長い下りでしたが10kmは無かったですね。でも坂を下りが終わると平坦道なので楽ちん。と思いきや、そこは山の多い奈良県。アップダウンが襲いかかってきます。だがしかし、この時コンディションは朝より良くなっていたのです。お昼休憩のおかげでしょうか。
これで坂道なんかこわくねぇ!
坂道の途中で見つけた看板。日本オオカミ最後の地。
これを撮るために足を止めます。疲れたわけじゃないんだからね。
高見峠のように特筆すべき山や坂は無いですが、やはり上りが多い地域です。でも体調回復したから負けない。
長閑な景色が続く良き田舎の風景と言ったところでしょうか。
国道23号線や中勢バイパスなど車の往来が激しい所を走っても、あまり楽しいとは思えない僕ですが、自然がきれいなところを走るのはとても気持ちがいいです。僕のこの気持に共感して頂ける方はきっと奈良県ライドは楽しんで頂けるんじゃないでしょうか。坂道は多いので注意が必要ですが。
気分が乗ってきました。図に乗りたい慢心状態。調子に乗って事故しないように気を付けて走ります。
ええ景色やでー。火の用心、余所見一瞥事故の元ってね。
事故るわっ!
全安通交の字の下はちゃんと交通安全協会、と書かれていたので逆さまになっているのは間違いではないようです。あえて字を逆さにすることで気を引き注意を促す、という意図があるのでしょうか。
僕はじっと凝視しちゃいました。これスピード出ていたらかえって危ない気がします。
誰だ、ここを長閑で静観な美しい良い田舎と言ったのは。
そうではありません。気を抜けば思いがけない精神攻撃が襲いかかるエキサイティングな地域です。
一瞬の油断が落車を招くのはどこでも一緒なのですね。
そこからしばらく進むと吉野に入ります。信号待ちで大台ケ原ヒルクライムのポスターを見かけました。吉野神宮の案内看板があったりと心躍ります。
興味はあるのですがあまり時間に余裕が無いので今回は見送ります。
ここまで来たら目的地はもうすぐ。
今回の目的地は奈良県高市郡高取町の高取城です。
また城かよと思った方、また城なんだよ。
途中で少し迷子になりつつもひとまず、最寄駅の壺阪山駅に到着。街並みを見つつ散策するのに、まずこの駅を観光のスタート地点にします。
駅近くの辻から路地へ進むと古い街並みに入ります。その道沿いに観光協会の建物である夢創舘があります。夢想ではなく夢を創る舘。すごく夢のある名前だと思います。
100名城スタンプはこの夢創舘に設置されているそうなのでスタンプを押して情報収集です。
まず、これが見たい。
空き缶で作られた高取城。後ろのテントと見比べるとその大きさが分かりますね。
三万五千個以上のアルミ缶で出来ておりアルミ缶を使用したオブジェとして個数世界一で2012年にはギネスに認定されたそうです。
これだけ大きく目立つ缶はどこに。通り過ぎていたとしたら僕の目は節穴だなぁ。
この缶城はどこにあるのか訊いてみると……
撤去されました。
何だとぉッ!?
本日一番衝撃的な出来事でした。
何でも設置されていた土地が売られてしまったそうです。無い物は探しても無いので仕方が有りません。
お城までの道のりを聞き資料を頂いて、再び出発します。
路地にあった高取城のCG再現図。ロマンをありがとう、奈良産業大学さん。
高取城までは登山道を通るルートと車で近くまで行くルートがあるようです。夢創舘では車と同じ道をお勧めされました。そりゃあ自転車だもの。ピチピチタイツ姿が登山に向いてるとは思えないでしょうし。靴もSPDシューズとは言えロードツーリングモデルであってMTB用でも無いのでお勧めされた道を行くことにします。
先程体調は良くなってきたと言いました。でも体力は底を尽きかけています。
高取城付近まで舗装された山道を登っていきます。夢創舘から6kmほどなのですが、疲れた体によく効きます。
しんどーい。
脚おわちまったしょ。
でも辛い道のりも眺めがよければ楽しいものでもあります。
途中にある壺阪寺という寺院が見えたり、
いくつかある登山道に入ってみたり。
登山道にある五百羅漢像の一部、たくさんの石仏さんに出会えます。
そして登山道に入ったために更に消耗する肉体。歩くのは得意。一緒に旅行した知人が足の裏に豆や水ぶくれが出来てもなんともないこの足ですが、さすがに辛いぞ。残り3kmがものすごく長く感じられました。
が、無事到着。
高取城の入り口。ここから本丸まで500m程の道のりだそうです。
本当に山道の中にお城の遺構が残っています。
この高取城、日本三大山城の一つです。
他の二つは岐阜県の美濃岩村城、岡山県の備中松山城です。
上記の二つに関しても行った事は無いのですが、資料を見ているとどれも壮麗なお城です。
美濃岩村城は三つのお城の中で最も標高が高く、松山城は城郭建築物としては一番高い位置にあるそうです。高取城は比高が三つの城の中でも一番高いという特徴があります。
比高ってなんぞや。一言で言うと高低差の事です。
崖や盛り土の高さと近くの平坦な地形との高低差の事です。これが高いと当然高低差が大きくなるので堅牢な城だという事が出来ます。
美濃城は海抜約700mほどだそうですが、比高は150m。
対して高取城は海抜580mで、比高は390m。
もちろん比高が低くても急峻な山に立っていればかなりの防御力ですし、逆に比高が高くても比較的なだらかな山であれば防御力は低くなりがちでしょう。ですので一概にこの比高だけで城を評価するのは難しいですが、それでも比高が高いというのは重要な評価点です。
そして山城であるというのもまたいいですね。
城という字は土から成ると書きます。そういう意味ではまさに城そのものと言えそうです。尤も、高取城に関しては1300年代の南北朝に築城された城ですが、戦国時代に近世城郭として改修され立派な石垣や天守閣(今はもうありませんが)もあったので山城らしい城であると同時に、近世城郭でもあるわけですね。
おおう、二つの城の特徴を持ったお城ってお得じゃないですか。
100名城に選ばれるわけですよ。
観光客で賑わっていそう。なのだけど、この日は誰ともすれ違いませんでした。おっきな山城に自分ひとり。さ、寂しくなんかねぇし! むしろお城独り占めで気分いいし! 気分はさながら城主だし!
でもやっぱりちょっとさびしかったり。山の中だし動物とか出てこないかな。リスとかキツネとか、マダニの宝庫である鹿様とか。
と思ったら、出たー! 熊様だ! 助けてアシリパさん。
びびって思わず写真もぶれます。
熊様が高取城本丸の案内持ってます。そんなもので油断を誘うなど笑止千万。俺の愛読書はゴールデンカムイ。ジビエにしてやるぞ。魂が勃起する!
なんだ、人形か。ビビって損したぜ。
本丸跡には天守台もありました。鬱蒼と生い茂った木々のお陰で雰囲気もあってかっこいいです。
でもこれ登る階段が無いです。石垣を登らせてもらいましょう。
展望台ではないですが、絶景ポイントも。
暗い所もあるだろうと思ってボルト300持ってきて正解でした。あ、落としました、探しました、無事見つかりました。
お城の散策は疲れた身体で登山するようなもの。脚がくがく状態で果たして散策できるのかと不安でしたが、頼みにしていたお城を目前にしてテンションマックス。特に問題無く散策できてよかったです。
まぁ、そこから自転車まで戻るんですけどね。登山は登りより下りの方が大変だと言います。へとへとになりましたが自転車まで戻ります。
あとは麓まで下りです。
来る時は随分苦しんだ道も下りなら楽ちん。
夢創舘へ寄って挨拶して行きたかったのですが、生憎営業時間を過ぎていてしまっていました。鈍足が悔やまれます。
お察しの通りなのですがこの時点で時刻は夕方の五時過ぎでした。
夕飯食べなきゃ。
奈良県のグルメと言えば、
まりお流らーめん。西日本最強の濃厚ラーメン。友人から聞きましたが二十歳の学生四人がそのお店で一番濃厚なのを食べて、その帰りにサービスエリアのトイレに籠城したそうです。
そして、とんまさ。これぞ肉の高取城と言わんばかりに高く積み上げられるカツ。
まりお流は一度言った事があります。ほどほどに濃厚なのを食べて大したことは無かったのですが、リベンジしてみようかな。とんまさも捨てがたいな。
ほう、とんまさはここから(壺阪山駅)24km、まりお流は更に2km先ですか。
とんまさ行くならまりお流も射程圏内ですね。でもとんまさは去年行く予定があったけど時間が無くてあきらめた、という苦い過去があるのでこっちに行ってみたい。
しかし体力的にちょっと苦しい。帰るなら輪行するつもりなので、大和八木駅など乗り換えなしで三重まで行ける駅に行きたい。
大和八木駅まで7,5kmか。軟弱な残り体力でも行けるぞ!
とりあえず大和八木まで行きましょう。その道のり気になるお店があったそこで食べればいいですし。
駅到着。気になるお店はあるようで、特に無かったんだぜ。
でも駅前にもお店はあるわけです。ミスド、美味しそうで雰囲気のいい喫茶店、美味しそうで雰囲気のいい洋食屋さん。どれも興味をそそります。ミスドで買い食いも考えましたがせっかく大和八木まで来たわけですし、いつでも食べられるチェーン店は避けて洋食屋さんに突入しました。
お邪魔したのはマロニエグリルさん。
こじんまりとした店内は清潔感のある落ち着いた内装。渋いです。たまらないです。
メニューもお値打ち。良心的な価格設定の定食。言う事ありません。
ですが、見つけてしまったのです。ちょっぴり高いですが興味を引くメニューを。その名もビーフカツ。とんまさでかつかつとんかつかちきんかつかひれかつかかつかかつ。と呪文のように唱えながら走ってきたのでカツに反応するのは仕方のない事。しかもビーフカツです。もちろん名前は聞いたことありますので、存在は知っています。もちろん三重県にもビーフカツを出してくれるお店はあるのですが(調べてみました)、やはり少ない。カツと言えばとんかつかチキンカツが一般的なのです。そしてお値段も結構お高いのです。
そんなわけでビーフカツは食べた事がありませんでした。興味津々。食べるしかねぇ。
マロニエさんのビーフカツ定食は1400円(だったと思います)。マロニエさんのメニューとしては高い方ですが、ビフカツとしてはお値打ちじゃろっ!?
ということでビーフカツ定食を注文します。
ビーフカツ様の降臨。すげぇぇぇぇぇぇぇぇぇ! 中のお肉がほどよく生、ステーキみたいです!
早速カツを一口。
うめええええええええええええ!
外の衣はさっくり中、お肉は外側は火が通って香ばしく、内側は野性味あふれるレアでジューシー。
通常、カツと言えば衣と肉の二重奏ですが、ビーフカツは三重奏です。
噛むほどにはじける旨味、肉のパワーがみなぎるこの味。
なんで今まで食べなかったのか。今までの人生は何だったと言うのか。慙愧の念に堪えない思いでいっぱいでござるよ。
前日胃腸の調子が悪く、今日は体調がよくなかったので、カツはちょっと重いかも、と考えていました。ですが食べ始めると問題無くお腹に入って行きましたし、何より美味しい。腹八分で完食。
店の方も親切で、とてもいいお店でした。
食事を終え、後は帰るだけ。
ちょうどいい電車が二十分後に発車するようなので、輪行の準備をします。
使ったのはオーストリッチのL-100。とにかく小さくて軽いのがウリの商品です。リアエンドホルダーがついていないので買い足さなければなりませんが、小さい割に自転車の収納が簡単なので気に入ってます。
輪行バッグとしては、同じくオーストリッチのロード220もお勧めです。こちらはL-100より大きく重いですが、ホイールを入れる中仕切りやエンドホルダー、より自転車が収納しやすいのです。
でもどちらを選んでもいいと思います。お客さんの輪行バッグに自転車を入れる説明をする機会は結構あるのですが、オーストリッチはとても使いやすい。駅前で慣れた様子で輪行している方のバッグを確認してみるとほとんどオーストリッチですし。
無事輪行袋に自転車を入れ、後は電車に乗るだけ。
輪行バッグが有れば安心して遠出できるので行動範囲が広がりますね。
しかし自転車に傷が付くリスクもあります。
何よりピチピチタイツマンで電車に乗るのがあそこまで勇気がいる事だったとは。
自分にも羞恥心と言う物があったことに驚きつつの帰宅となりました。